
2027年春に横浜で開催される大規模な国際博覧会、子どもと一緒に行くならどんな体験ができるのでしょうか。
GREEN×EXPO 2027(横浜国際園芸博覧会)は、花と緑をテーマにした国際イベントですが、実は子ども向けの体験プログラムが非常に充実しています。
本記事では、お子さんと一緒に訪れることを検討されている保護者の方に向けて、Kids Villageをはじめとする各エリアの見どころや、親子で参加できるワークショップ、教育的な体験プログラムまで詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、家族での来場計画を具体的に立てられるようになり、お子さんにとって忘れられない思い出づくりの参考にしていただけると思われます。
GREEN×EXPO 2027は子どもが主役になれる花と緑の祭典です

GREEN×EXPO 2027の子ども向け見どころについて、結論から申し上げますと、Kids Villageを中心とした5つのVillageで、自然・環境・STEAM教育を遊びながら体験できる設計になっています。
この博覧会は2027年春に横浜市の上瀬谷地区で開催され、約100ヘクタールという広大な敷地を活用したイベントです。
テーマは「花と緑に包まれた未来のまち」であり、単なる花の展示会ではなく、次世代を担う子どもたちが環境や持続可能性について楽しみながら学べる場として設計されています。
特に注目すべきは、子ども向けエリアの充実度です。
相鉄グループが出展するSOTETSU PARK(実物電車体験)や、シミズ 森のまち(森探検プログラム)など、企業と連携した本格的な体験施設が用意されています。
さらに、横浜市は満4歳から18歳までの市内在住児童を無料招待する制度を実施することが発表されており、多くの子どもたちがアクセスしやすい環境が整えられています。
なぜGREEN×EXPO 2027は子ども向けコンテンツが充実しているのか

次世代への環境教育を重視した博覧会理念
GREEN×EXPO 2027が子ども向けコンテンツに力を入れている背景には、博覧会自体の理念が大きく関係しています。
この博覧会は、花や緑、自然体験を通じて環境問題や持続可能性について考える機会を提供することを目的としています。
次世代を担う子どもたちに地球規模の課題に対する理解を深めてもらい、将来の課題解決力を育むことが博覧会の重要なミッションとして位置づけられています。
そのため、単に展示を見るだけではなく、実際に手を動かし、体験を通じて学べるプログラムが数多く用意されているのです。
教育旅行プログラムの推進も行われており、学校単位での訪問を想定した自由研究サポートなども準備されています。
このような取り組みは、博覧会を一過性のイベントではなく、子どもたちの成長に寄与する教育的機会として位置づけていることの表れと考えられます。
遊びと学びを融合させたSTEAM教育の導入
GREEN×EXPO 2027では、STEAM教育(Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematics)の要素を取り入れたプログラムが展開されます。
これは、理系分野と芸術を融合させた現代的な教育アプローチであり、子どもたちの創造性と論理的思考力を同時に育むことを目指しています。
具体的には、植物の光合成を観察する科学実験や、顕微鏡を使った植物細胞の観察ブース、AIドローンによる植物モニタリングの体験などが計画されています。
「みどり探偵団」と呼ばれる探究プログラムでは、子どもたちが実際に調査員となって自然の謎を解き明かしていく体験ができるとされています。
これらのプログラムは、遊びの延長線上で自然と科学的な思考が身につく設計となっており、子どもたちが楽しみながら学べる工夫が随所に施されています。
大規模な敷地を活かした多様な体験ゾーンの設置
約100ヘクタールという広大な会場には、異なるテーマを持つ5つのVillageが設けられます。
それぞれのVillageが特色ある体験を提供することで、訪れる子どもたちの興味や年齢に応じた楽しみ方ができるよう配慮されています。
都市と自然の融合をテーマにしたUrban GX Village、ものづくりを体験できるCraft Village、農業や食について学ぶFarm & Food Village、里山の自然を体験するSATOYAMA Village、そして子どもに特化したKids Villageと、多角的なアプローチで自然や環境について学べる構成となっています。
この多様性により、1日では回りきれないほどの体験が用意されており、何度訪れても新しい発見がある博覧会として設計されています。
Kids Villageの見どころと体験内容
SOTETSU PARKで実物電車体験
Kids Villageの目玉の一つが、相鉄グループが出展するSOTETSU PARKです。
ここでは、実物の電車が会場内を走行する体験が提供されます。
電車好きの子どもたちにとって、これは夢のような体験となることでしょう。
単に電車に乗るだけではなく、鉄道がどのように社会を支えているのか、環境に配慮した交通システムについても学べる内容になっていると考えられます。
相鉄グループは横浜を拠点とする鉄道会社であり、地元企業として博覧会を盛り上げる意気込みが感じられる出展内容となっています。
子どもたちが大興奮すること間違いなしの施設と言えるでしょう。
シミズ 森のまちで森探検
清水建設が出展する「シミズ 森のまち」は、見て、触れて、作るという三拍子揃った体験学習の場を提供します。
森の中を探検しながら、植物や昆虫について学び、自然素材を使ったものづくりにも挑戦できます。
この施設の特徴は、実際の森林環境を再現していることにあります。
都市部に住む子どもたちにとって、本格的な森の中で過ごす経験は貴重なものです。
五感を使って自然を感じ、生態系の仕組みについて体験的に理解を深めることができます。
大屋根による雨天対応設計
Kids Villageには大屋根が設置されており、天候に左右されずに楽しめる設計となっています。
これは小さなお子さん連れの家族にとって、非常に重要なポイントです。
急な雨でも活動を中断する必要がなく、計画通りに楽しめることは、家族での来場時の安心感につながります。
また、夏場の強い日差しを避けられることも、熱中症対策として有効です。
5つのVillage別・子ども向け体験プログラム詳細
Urban GX Villageでの未来都市体験
ソーラーカー体験
Urban GX Villageでは、持続可能なエネルギーをテーマにした体験が用意されています。
その中でも注目されるのが、ソーラーカーの体験プログラムです。
太陽光を動力源とする車両の仕組みを学びながら、実際に乗車体験ができると期待されています。
再生可能エネルギーについて、机上の学習ではなく体験を通じて理解できる貴重な機会となるでしょう。
VR未来都市ツアー
最新のVR(仮想現実)技術を活用した未来都市ツアーも予定されています。
2050年や2100年の都市はどのような姿になっているのか、花と緑に包まれた未来のまちをバーチャル体験できます。
子どもたちにとって、テクノロジーを使った体験は非常に魅力的です。
未来の都市像を疑似体験することで、環境に配慮したまちづくりについての関心を高めることが期待されます。
Craft Villageでのものづくり体験
木工体験
Craft Villageでは、自然素材を使ったものづくり体験が充実しています。
木工体験では、実際に木材を使って小物や工作品を作る体験ができます。
のこぎりや金づちなどの工具の使い方を学びながら、自分の手で何かを作り上げる達成感を味わうことができます。
完成した作品は持ち帰ることができ、博覧会の思い出の品となるでしょう。
押し花・染色体験
花博ならではの体験として、押し花や草木染めのワークショップも用意されています。
実際の花や植物を使って、アート作品を作る体験は、子どもたちの創造性を刺激します。
植物から色素を取り出して布を染める体験は、化学の基礎を学ぶ機会にもなります。
科学と芸術が融合したSTEAM教育の好例と言えるでしょう。
Farm & Food Villageでの農業体験
収穫体験
Farm & Food Villageでは、実際に野菜や果物の収穫を体験できます。
土に触れ、植物の成長を観察し、自分で収穫する体験は、食育の観点からも非常に価値があります。
スーパーマーケットで並んでいる野菜がどのように育てられているのか、農業の大切さと食べ物への感謝の気持ちを育むきっかけとなるでしょう。
親子クッキング
収穫した野菜を使った親子クッキングプログラムも計画されています。
自分で収穫した食材を調理して食べる一連の体験は、子どもたちに強い印象を残すことでしょう。
食材の下処理から調理、盛り付けまでを親子で協力して行うことで、家族のコミュニケーションも深まります。
季節ごとに異なる食材を使ったプログラムが用意される予定です。
SATOYAMA Villageでの里山体験
昆虫観察プログラム
SATOYAMA Villageでは、日本の里山環境を再現したエリアで自然観察ができます。
昆虫観察プログラムでは、カブトムシやクワガタ、チョウなど様々な昆虫を観察する機会が提供されます。
専門のスタッフによる解説を聞きながら、昆虫の生態や生息環境について学ぶことができます。
都市部ではなかなか出会えない生き物との触れ合いは、子どもたちにとって貴重な体験となるでしょう。
里山ツアー
ガイド付きの里山ツアーも開催されます。
季節ごとに変化する里山の風景を楽しみながら、人と自然が共生してきた日本の原風景について学ぶことができます。
田んぼや畑、雑木林など、かつては身近だった風景を体験することで、環境保全の大切さについて考えるきっかけとなることが期待されます。
親子で参加できるワークショップとイベント
自然素材クラフトワークショップ
会期中を通じて、様々な自然素材クラフトワークショップが開催されます。
木の実や葉っぱ、花びらなどを使ったアート作品づくりは、自然の美しさを再発見する機会となります。
これらのワークショップは親子で参加できる形式となっており、家族での共同作業を通じて絆を深めることができます。
完成した作品は持ち帰ることができ、家庭での思い出話のきっかけにもなるでしょう。
花育プログラム
花育とは、花を通じて子どもたちの感性や情操を育む教育のことです。
博覧会では、この花育をテーマにしたプログラムが多数用意されています。
実際に花を植えたり、生け花を体験したりすることで、植物の生命力や美しさについて学びます。
500日前記念イベントとして、親子生け花ワークショップ(2025年9月申込開始)の開催も予定されており、開催前から花育への関心を高める取り組みが行われています。
エコクイズラリーとスタンプラリー
会場内を歩きながら参加できるエコクイズラリーやスタンプラリーも企画されています。
これらのラリーは、子どもたちが飽きずに会場を巡れる工夫として有効です。
クイズに答えながら環境について学び、スタンプを集める達成感を味わえます。
完走すると特製グッズがもらえるなどの特典も用意される可能性があります。
季節限定イベント
チューリップフェスティバル
春の会期に合わせて、チューリップフェスティバルの開催が予定されています。
色とりどりのチューリップが咲き誇る中、花にちなんだ特別プログラムが展開されます。
子ども向けには、チューリップをテーマにした絵画教室や、球根の植え付け体験などが計画されている可能性があります。
収穫フェア
秋には収穫フェアが開催される見込みです。
実りの季節を祝う様々なイベントやワークショップが行われ、食と農業について学ぶ機会が増えるでしょう。
子連れ家族向けのサポート体制
ベビーカー対応ルートの整備
広大な会場内には、ベビーカーでも移動しやすいバリアフリールートが整備されます。
段差を避けたルートや、スロープの設置など、小さなお子さん連れでも安心して移動できる設計となっています。
会場マップにはベビーカー対応ルートが明示される予定であり、来場前に確認しておくことで、当日スムーズに移動できるでしょう。
授乳室・休憩所の設置
乳幼児連れの家族向けに、授乳室やおむつ替えスペースが会場各所に設置されます。
長時間の滞在でも、お子さんのケアができる環境が整えられています。
また、家族で休憩できるスペースも充実しており、疲れたときに一息つける場所が確保されています。
空調の効いた屋内施設も複数あるため、暑い日や寒い日でも快適に過ごせます。
テーマ館・園芸文化館などの屋内施設
天候に左右されない屋内施設として、テーマ館や園芸文化館が設けられます。
これらの施設では、展示を見学しながら花と緑の文化について学ぶことができます。
雨天時や暑さが厳しいときの避難場所としても活用でき、天候を気にせず計画を立てられる安心感があります。
横浜市民向け無料招待制度
横浜市は、満4歳から18歳までの市内在住児童を無料で招待する制度を実施することを発表しています。
この制度により、多くの子どもたちが経済的な負担なく博覧会を体験できるようになります。
申込方法や詳細については、横浜市の公式発表を確認することをお勧めします。
この機会を活用して、ぜひお子さんと一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
教育的な視点から見たGREEN×EXPO 2027の価値
探究学習プログラム「みどり探偵団」
「みどり探偵団」は、子どもたちが探偵になりきって自然の謎を解き明かす探究プログラムです。
観察、仮説、実験、考察という科学的思考のプロセスを、遊びを通じて体験できます。
このプログラムは、自由研究のテーマ探しにも最適であり、学校の課題に活用することも可能です。
専門スタッフのサポートを受けながら、本格的な調査活動を体験できる貴重な機会となるでしょう。
教育旅行プログラムの推進
学校単位での訪問を想定した教育旅行プログラムも推進されています。
事前学習から当日のフィールドワーク、事後学習までを含めた包括的なプログラムが用意されると考えられます。
社会科や理科、総合学習の時間などと連携した学習が可能であり、教育現場からの注目も高まっています。
地球規模の課題解決力を育む体験
博覧会全体を通じて、地球環境や持続可能性について考える機会が提供されます。
子どもたちが将来、地球規模の課題に取り組むための基礎的な知識と意識を育むことが目指されています。
体験を通じて得た気づきは、日常生活での行動変容にもつながる可能性があります。
環境に配慮した生活習慣を身につけるきっかけとして、博覧会訪問は大きな意味を持つでしょう。
まとめ:GREEN×EXPO 2027は子どもの成長を促す体験の宝庫
GREEN×EXPO 2027の子ども向け見どころについて、詳しくご紹介してきました。
改めて要点を整理しますと、以下のような特徴があります。
- Kids Villageを中心に、子ども向けの体験施設が充実しています
- SOTETSU PARK(実物電車体験)やシミズ 森のまち(森探検)など、本格的な体験が可能です
- 5つのVillageそれぞれで異なるテーマの体験ができ、何度訪れても新しい発見があります
- STEAM教育の要素を取り入れた学習プログラムが豊富です
- 親子で参加できるワークショップやイベントが多数開催されます
- ベビーカー対応ルートや授乳室など、子連れサポートが充実しています
- 横浜市民の子どもは無料招待制度が利用できます
花と緑を通じて、楽しみながら環境や自然について学べるこの博覧会は、お子さんの成長にとって非常に価値のある体験となることでしょう。
親子での思い出づくりの絶好の機会です
2027年春の開催まで、まだ準備期間があります。
今から情報を集め、どのエリアを優先的に回るか、どのワークショップに参加するかなど、計画を立てておくことをお勧めします。
お子さんの年齢や興味に合わせて、最適な体験を選ぶことができます。
電車好きのお子さんならSOTETSU PARK、虫好きならSATOYAMA Village、ものづくりが好きならCraft Villageというように、お子さんの「好き」を入り口にして楽しむことができるでしょう。
約100ヘクタールの広大な会場で、家族で過ごす特別な時間を計画してみてはいかがでしょうか。
花と緑に囲まれた空間で、お子さんの好奇心を刺激し、自然への興味を育む絶好の機会となるはずです。
横浜市在住の方は無料招待制度の詳細が発表され次第、申込を検討されることをお勧めします。
この機会に、親子で花と緑の世界を体験し、環境や自然について一緒に考える時間を過ごしてみてください。